漂流者たちのララバイ
災禍に追われる人々は、やがて寄るべきなき民として大海原を漂流することになった。
陽光に照らされ星を仰ぎつつひたすら安寧の地を夢見る人々に聞こえてくるのは船縁を叩く波の音ばかり、そんな時波音に乗ってあの懐かしい歌が聴こえてきた‥
歌は光の帆となって折れた帆柱にまとわりつくとありったけの風を吸い込んで疾駆しはじめた。
近年、国内外で大きな災禍が続くこの世界を作品で振り返りつつ、将来の希望を模索します。

こうさくてん
本組織は、日本こうさく学研究会に属し、当初、美術・芸術教育学研究者の作品発表の場として組織されたが、次第に国内外の若手アーティストやダンスパフォーマーなど他分野のメンバーも加わり多様なアーティスト集団となっていった。
展覧会は、東京・金沢・沖縄・台湾など各地で開催された