田中智美個展 ” Looking into the Layers_’21 “ 【閉廊|Closed Down】広島芸術センター|HIROSHIMA ART CENTER

【閉廊|Closed Down】広島芸術センター|HIROSHIMA ART CENTER

田中智美個展 ” Looking into the Layers_’21 “

2021.6.26 sat - 2021.7.4 sun

13:00〜18:00

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、オープニング・パーティーは開催致しません。ご来場の際は、マスクの着用、手指の消毒をお願い致します。また、必要に応じて入場制限を行う場合もあります。皆様のご来場お待ちしております。

 この度広島芸術センターでは、田中智美個展 " Looking into the Layers_'21 "を開催致します。田中はこれまでに、記憶などをテーマに版画の技法を用いた作品を制作してきました。田中は、本展のタイトルにもあるように、制作の過程においていくつもの「レイヤー」を、支持体(様々な種類の紙)上に重ね合わせて、独特の奥行きを持ったイメージを作り上げます。僅かな厚みの支持体上での、「版」を用いた数々の試行の末に生まれるイメージは、淡く曖昧で、一瞥しただけでは判別不能な場合もあるにも関わらず、強く見る者の心に残ります。
 今回の展覧会では、COVID-19と共に生きることを強いられる我々に必要不可欠となった、不織布のマスクの顕微鏡拡大写真を使用した新作が多数並びます。昨年からスタートさせた田中の新たな取り組みを是非ご覧下さい。

ー作家によるステートメントー
私たちの生きる世界には、人間の視力の限界により見えるものと見えないものがある。その狭間(レイヤー)には、目には見えないが、何もないわけではなく、人間の所与の身体を通じて知覚しうる世界の階層があり、私たちの生へ影響を及ぼす。空気、飛沫、微生物、細胞、ゲノム、… そしてウィルスの存在。2 0 2 0 年の新型コロナウィルスの世界的パンデミックの状況下において、日常生活に欠かせない存在になったマスク。一般的な使い捨て不織布マスクは、細かい穴がたくさん空いた多孔質(ろ材)の布でできている。使用済み・洗剤洗浄後・アルコール消毒後では、繊維に変化が現れる。《 その重なりの中へ入り込む_ ’ 21 ( Looking into the Layers_’ 21 ) 》 においては、高橋和先生に提供してもらった電子顕微鏡で覗いた繊維画像をもとに制作を行った。紙の上に、様々な状態の繊維画像から任意の部分を抽出して微粒子のインクを吹き付け、その上からさらにメッシュ状の孔からインクを落として画像を定着させる。大きさの異なる孔から生まれたイメージの重なりを通して、ミクロな世界にある網の目の中へ入り込んでいく。


田中 智美 TANAKA Satomi

1986 埼玉生まれ
2010 多摩美術大学 美術学部 絵画学科 版画専攻 卒業
2012 多摩美術大学大学院 博士前期課程 美術研究科 絵画専攻 版画研究領域 修了
2008 トーキョーワンダーウォール2008(東京都現代美術館)
2011 第36回全国大学版画展・買上賞(町田市立国際版画美術館)
2012 第80回記念版画展・A部門奨励賞(東京都美術館)
2013 個展(養清堂画廊/東京)
2014 レストラン "ekki BAR & GRILL"(Four Seasons Hotel Tokyo/東京)
    第9回高知国際版画トリエンナーレ展 優秀賞(高知県いの町紙の博物館/高知)
2015 CWAJ現代版画展60周年記念大賞展 大賞(東京アメリカンクラブ/東京)
2016 また起きてから書きます(akibatamabi21/東京)
   TAMA VIVANT II 2016(多摩美術大学アートテークギャラリー/東京・パルテノン多摩/東京)
2017 個展(ギャラリー七面坂途中/東京)
   美術科副手展(東北芸術工科大学 本館7Fギャラリー)
2018 AOMORIトリエンナーレ2017 優秀賞(青森県立美術館コミュニティギャラリー/青森)
  美術科副手展(東北芸術工科大学 本館7Fギャラリー)
2019 SHONAI HOTEL SUIDEN TERRASSE Bathroom 脱衣所(男湯・女湯) 壁画制作
2020 新任教員展Ⅱ(広島市立大学芸術資料館/広島)

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