蒋皓  個展 「GOLDEN SLUMBER」 オルタナティブスペースコア | Alternative Space CORE

オルタナティブスペースコア | Alternative Space CORE

蒋皓  個展 「GOLDEN SLUMBER」

2021.8.26 thu - 2021.9.1 wed

13:00-19:00

オルタナティブスペースコアでは上海出身のアーティスト、JIANG HAOによる個展を開催します。JIANGは現在留学生として博士課程に在学し、広島を拠点に作家活動を行っています。昨年度、大学院の修了作品展で発表した大型のインスタレーション作品「吞・吐」では、中国の古典絵画に見られる滝の造形とシュレッダー装置を組み合わせて、情報が隠蔽/破棄される中国の社会問題を風刺した作品を発表しました(この作品は優秀賞を受賞)。彼の作る作品はしばしばシュレッダーやパズル、ルービックキューブなど、現代社会で誰しにも親しみのある装置の機能を巧みにずらし、そこに新たな意味を組み込む方法で成り立っています。その根底には痛烈な社会風刺や批判精神が読み取れますが、同時にそのビジュアルにはどこかポップで作家の遊び心から生まれる軽快さを感じさせます。本展示は、ミラーボールを用いた未発表のインスタレーション作品をメインに構成されます。外出し難い状況下ではありますが、無理のない範囲で足をお運びいただけると幸いです。

作家テキスト

 

2020年から始まったコロナウイルスの蔓延は、世界を一変させてしまいました。それは言葉で表せないほど強力なものであり、世界は一瞬にして止まったように見え、私たちの行動はすべて否定されているかのように思えました。三密を避ける為に我々は、家族や友達とも食事が出来ず、飛行機で海外に行く事も困難となりました。

今回の展示テーマ「Golden Slumber」は、ビートルズが1969年にリリースした曲名であり、コロナ禍で故郷を懐かしむ気持ちから着想を得ました。歌詞にあるように、「Once there was a way, to get back homeward」, 記憶に残る場所はいつだって素晴らしい、戻れない場所はすべて夢の地のようです。輝くミラボールの下で楽しんで踊ることは過去の出来事になってしまったのです。

私は音や光を用いて故郷の記憶を表現し、時間と空間が自由に交差できる空間を作りたいと考えます。作品を通じて、上海当時の繁華と国際資本、文化的浸透、そして手がかりとしてタバコによって引き起こされる労働市場に関連するトピックをの詳細な内容を提示します。

 

2020年开始,冠状病毒的蔓延底改了世界。它就像一种无法形容的强大力量,瞬世界似乎停止了,我所有的行都被否定了。了防止疫情的散,我不能和家人或朋友一起吃,也不能坐机出国。

此次展的主“ Golden Slumber”的灵感来源于怀念,就像歌的,所有不能回去的都叫做梦。基于疫情的状,在闪闪发光的迪斯科灯球之下享受交流和跳舞的趣,在当下已为过去式了,但是我想从我的作品中造一个时间和空可以自由交叉的入口。表达来自家记忆,声音和趣。

 

Once there was a way to get back homeward
Once there was a way to get back home
Sleep pretty darling, do not cry
And I will sing a lullaby
かつてそこには、家路となる道があった
かつてそこには、故郷に続く道があった
おやすみ、愛しい人よ、泣かないで
僕が子守唄を歌おう
The Beatles “Golden Slumbers”より

 

 

蒋皓 ショウコウ

1994 上海市にうまれる
2021 広島市立大学芸術学部博士前期課程 卒業
2021 広島市立大学芸術学部博士後期課程 在籍

受賞歴
2020 広島市立大学2020年度修了制作優秀賞

蒋皓 JIANGHAO
1994 出生于上海市
2021 广岛市立大学修士课程 毕业
2021 広島市立大学博士课程 入学

获奖履历
2020 広島市立大学2020年度毕业设计优秀奖

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