人体、主に背中をテーマとして制作しています。 人と人との関わりの中で生まれる変化や互いの相違、そうした曖昧で捉えきれないことを、 自身では見ることのできない背中を用いて可視化しようとしています。 そして、そのような変化の中で、こぼれ落ちたり変容したりする様を、様々なモチーフと組 み合わせて表現しています。 あなたの背中、誰かの背中、それとも誰かの背中は、自分を映す鏡なのか。 背中は意識が向きにくく、無意識に感情が現れてしまう箇所ではないでしょうか。 また、立体作品は、漆を使用する乾漆技法での制作を中心に、他の素材と組み合わせる等し ています。平面作品も同様に漆(色漆)で描き、作品によっては貝・金属粉等を使用します。
藤田 薫
Caori Fujita
藤田 薫
1986 年大阪府生まれ
2009 年広島市立大学芸術学部美術学科彫刻専攻卒業
2011 年広島市立大学大学院芸術学研究科彫刻専攻修了
現在 広島市立大学芸術学部デザイン工芸学科漆造形 非常勤助教
近年の主な展覧会
「2021 年日本×台灣現代漆藝交流展」(国立台湾工芸研究開発センター設計館,台湾,2021)、 「Tasty Sculpture -広島市立大学芸術学部若手作家彫刻展-」(はつかいち美術ギャラリ ー,2020)、「あいづまちなかアートプロジェクト 2020」(会津若松市内各所,2020)、「新進作 家五人展」(京都文化博物館,2019)、「中日韓女流漆芸家作品邀請展」(中国, 福建省,2019)、 「Caori Fujita 乾漆彫刻展“ Drops ”」(GALLERY TOMO,2019)、「ASIAN LACQUER CRAFT 」( カ ン ボ ジ ア ,2018 )、「 EXPO Contemporary art fair 」( L.A. Mart Design Center,2017)、「AVANT]{GARDEN」(Arena 1 Gallery,サンタモニカ,2017)など