このたびTHE POOLは、2022年4月14日(木) – 5月18日(水)まで、広島蔦屋書店にて「ふれるアート つなぐアート」を開催いたします。
瀬戸内国際芸術祭2022が開催される今年、よりアートを身近に楽しんでいただくためのプログラムです。
第1弾は、芸術祭春会期の会期にあわせた期間、2名のアーティストの作品を展示販売いたします。
広島を拠点に、自分のルーツや場所に固有の歴史をリサーチし、作品に展開する古堅太郎(1975-)。
近年は広島の歴史と今を見つめながら、現代アートというアプローチで社会的な問題に向き合っています。
今回出展する《Blueprint ブループリント》シリーズは、広島の平和念公園を撮影した日光写真の作品。
静謐でミニマルな雰囲気の作品群に、批評的な眼差しが感じられます。
彫刻と映像の領域を横断し、さまざまな素材とテクノロジーを使用して現代の問題を炙り出す川島大幸(1987-)。
映像やインスタレーションなど多岐にわたる表現で、ヒトの視覚や知覚、光の現象に焦点を当てた作品を発表しています。
今回出展する《View from behind or inside the surface》シリーズは、iPad Proでスキャンされた画像の出力数値を逆転し、表層の表裏を反転させてアクリル板額縁箱に転写した作品。
物の表層と内側が反転されることで不可能な視覚体験を可能にし、わたしたちにセンス・オブ・ワンダーな体験を与えます。
2名のアーティストの作品は、デジタルテクノロジーで現代社会を批評的な視座から見つめ直すとともに、視覚的な楽しみへと誘ってくれます。
期間中は出展アーティスト2名とTHE POOLがセレクトした書籍や、出展作家の川島大幸が所属、発行するART ZINE「GAZO」を展示販売いたします。
書籍のオススメ理由もあわせてテキストを寄せておりますので、ぜひ合わせてお楽しみください。
皆様のご来場をおまちしております。