及川静香 マメイケダ 二人展「似た者同士」 READAN DEAT

READAN DEAT

及川静香 マメイケダ 二人展「似た者同士」

2021.4.3 sat - 2021.4.18 sun

11:00〜19:00 火曜日お休み

一碗 一皿 日々の味
昨年9月、私は茨城県日立市のカフェ「オキーフ」で美味しいタルトを味わっていました。旅の目的は、栃木県益子町で作陶する及川静香さんに、画家 マメイケダさんを紹介すること。ちょうどオキーフでマメさんの個展が行われていたのでした。
及川さんの器は、和洋中問わず日々の家庭料理が映える普段着の器。粉引、呉須や辰砂などの釉薬、白磁など幅広く精力的に取り組んでいますが、いずれも実直な人柄が表れています。マメさんの描く料理の絵も、気取らない家庭的なメニューが多いのですが、その理由は彼女が実際に食べた物を描くから。画面いっぱいに食べ物への愛、作り手への敬意がほとばしっています。
器と絵。ジャンルは違うけれど、食べることを通して日常を愛おしむこと。それを大きな声ではなく、日々の仕事を通して私たちに届けてくれていること。そして、言葉は少ないけれど朴訥とした二人のあたたかな人柄に、共通するものを感じました。今回の二人展では、及川さんは器を、マメさんは及川さんの器に盛り付けられた料理の絵を展示します。作陶と作画。似た者同士の二人の作品をお楽しみください。
(READAN DEAT 店主)

及川静香
1982年 岩手県生まれ
2001年 益子陶芸倶楽部に勤務
2006年 益子町にて独立
2008年 益子町で新たに築窯

マメイケダ
1992年 島根県生まれ
2011年 高校卒業後、惣菜調理の職に就く
2014年 大阪移住、本格的に作画始める
2018年 絵で食い始める

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