人間の社会は”欲”だらけ
”欲”の中で生きている。
僕らやってそうや。むしろ欲望に生かされてるんかもしれへん。
欲まみれで生きるんも、それはそれで楽しいかもやし、全然かまへん。ただそのせいで、叶わんこともある。時には悩んだり、何かにすがったり。
でも、悲しいとき、楽しいとき、怒ってるときですら、腹は減るし、うんこもする。眠たくなったら寝て、また朝を迎えるねん。
ほんまのところ、それができてりゃ充分とちゃいまっか。
難しいこと考えんと、気ままに生きるんもたまにはええもんやで。
あと、やっぱり飯は美味い。
と、めずらしくそんなことを考えてたら、できた絵本が『たべて うんこして ねる』やねん。
それの原画とか、描き下ろしの新作とかひっさげて広島行くさかい、ちょろっとでも寄ってくれてたらほんま嬉しいで。
みなさんおいでやす。 (はらぺこめがね)
はらぺこめがね
1983年徳島県生まれの原田しんや、1982年大阪府生まれの関かおりによる夫婦イラストユニット。ともに2005年、京都精華大学デザイン学科卒業後、グラフィックデザイナーを経て、イラストレーターとして独立。2011年、はらぺこめがねを結成。2012年に『フルーツポンチ』(ニジノ絵本屋)で絵本作家デビュー。「食べ物と人」をテーマに、絵本や挿絵、ワークショップ講師など、幅広く活動している。『やきそばばんばん』(あかね書房)で第9回ようちえん絵本大賞、『みんなのおすし』(ポプラ社)で第11回ようちえん絵本大賞特別賞、第30回けんぶち絵本の里大賞アルパカ賞、ほか受賞多数。