エムエム プロジェクト|mm project
平野薫 個展 『旗』| Kaoru Hirano “Flag”
2024.11.2 sat - 2024.11.23 sat
11:00~17:00
休廊日:月、火、水 (ただし祝日は除く)入場無料
mm projectでは、2024年11月2日から11月23日まで、平野薫の個展「旗」を開催いたします。平野は、古着や傘を一本一本糸までほどき、再構成するインスタレーションを制作しています。ドイツ滞在後、2017年より広島県安芸太田町を拠点に活動を続けており、近年は「旗」というシリーズに取り組んでいます。本展では、日本の国旗「日の丸」を素材とした作品が展示されます。
この作品は、物理的な変容を通じて歴史や文化、そして個人のアイデンティティに対する新たな視点を示します。日の丸の旗を解体し、新たな形に再構成する過程は、固定観念や伝統的なシンボルに対する新しい考え方を生み出します。平野の繊細でありながら力強い手作業は、視覚的にも思想的にも豊かな体験を提供し、観る者に深い洞察を促すでしょう。
オープニングレセプション:
2024.11.2 13:00~ (アーティストの在廊日)予約不要、無料 お気軽にご参加ください
mm project is pleased to present a solo exhibition by Kaoru Hirano titled "Flag," running from November 2 to November 23, 2024. Hirano creates installations by unraveling second-hand clothes and umbrellas down to a single thread and reassembling them. After spending time in Germany, Hirano has been based in Akiota Town, Hiroshima Prefecture, since 2017. In recent years, she has focused on the "Flag" series, which will be featured in this exhibition with works based on the Japanese national flag, the Hinomaru.
Through physical transformation, these works offer new perspectives on history, culture, and personal identity. By deconstructing and reassembling the Hinomaru flag, Hirano challenges fixed ideas and traditional symbols, encouraging fresh ways of thinking. Her delicate yet bold craftsmanship provides a visually and conceptually rich experience, inviting viewers to engage in deep reflection.
現代美術作家
主に古着や傘などを糸一本一本までほどき再構成するインスタレーションを手がける。
個人の記憶、社会や歴史の関係について模索。
現在パフォーマンスをとり入れたインスタレーションも実験中。
1975年 長崎県生まれ。広島市立大学大学院修了(2003年)。ACC日米芸術交流プログラムによりニューヨークにて研修(2008年)、文化庁新進芸術家海外研修制度によりベルリンにて研修(2009年)、ポーラ美術振興財団在外研修員としてベルリンにて研修(2010年)。
主な展覧会に、「服の記憶」アーツ前橋(群馬、2014年)、「Remembering Textiles」tim、LWL(ドイツ、2016年)、「交わるいと」広島市現代美術館(2017年)、「記憶と歴史」ポーラ美術館(神奈川、2018年)、どこかで?ゲンビ 「傘」ヱビデンギャラリー(広島、2022年)、「コレクション展2023-Ⅰ」広島市現代美術館(2023年)、「手のひらから宇宙まで」アーツ前橋(群馬、2023年)、「contact #4 くもつむぐ」M’s ギャラリー(広島、2024年)など