マヌエル・フランケロ – モノの言語 広島市立大学芸術資料館|Hiroshima City University Art Museum

広島市立大学芸術資料館|Hiroshima City University Art Museum

マヌエル・フランケロ – モノの言語

2023.6.1 thu - 2023.6.21 wed

10:00 - 17:00(土日は16時まで)

「マヌエル・フランケロ – モノの言語」展 概要

スペインにおける超絶技法の画家として伝説的な存在であるマヌエル・フランケロは、1991年に日本橋高島屋で開催された展覧会「スペイン美術はいま―マドリード・リアリズムの輝き―」において、数多くの日本のリアリズム画家に影響を与えました。現在は自己の表現能力をさらに拡張し、絵画に限らず様々な作品を精力的に制作しています。
フランケロは本学の芸術学部教授であった磯江毅の旧知の仲であり、その後も本学教員が指導を受けるなど、本学と縁の深い作家です。

今回の展示企画は2002年に発表された版画シリーズ「モノの言語(The Language of Things)」を展示します。このシリーズを発表する約10年前から、フランケロはアトリエにある何気ない物体をポラロイドカメラで毎日のように撮影していました。そのポラロイド写真を銅板におこし、和紙にプリントしたのが「モノの言語」シリーズとしてまとめられた14点の作品です。あわせて、2007年から2008年に制作された平面作品《無題》を展示します。
概念や複雑な表象を表現するフランケロの芸術作品を「見る」と言うことは、鑑賞者に非常に複雑なプロセスを体験させ、芸術鑑賞をするためのアビリティーを高める機会となるでしょう。
なお、本展示は、長崎県美術館、駐日スペイン大使館での展示を終え、本館での展示となります。
(画像は長崎県美術館展示風景)

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