東千田町アートプロジェクト「Meetings/やがて陸になる」 THE POOL

THE POOL

東千田町アートプロジェクト「Meetings/やがて陸になる」

2024.7.31 wed - 2024.8.4 sun

12:00〜18:00 ※最終日は16:00閉場、会期中無休

このたびTHE POOLにて、広島市立大学現代表現領域による展覧会「Meetings/やがて陸になる」を開催いたします。THE POOLのある広島市中区千田町地区をリサーチし、所属する学生がキュレーション、作品制作を実施します。ぜひご来場いただければ幸いです。




 本展が開催されるアートスペースTHE POOLがある東千田町には、かつて平田屋川と呼ばれる幻の運河が流れていました。広島城築城に合わせて造られた運河は、海上から物資を運ぶ役割を担い、戦後に埋め立てられたものの、東千田町をはじめとする広島の発展を支えていました。そして、現在の東千田公園と千田小学校の東側を流れたのち、京橋川に合流していました。今回の会場であるTHE POOLが位置する御幸橋付近は、まさにその合流点でした。THE POOLは地域に根付くアートスペースとして数年間をかけて東千田町との関係を築いてきました。ここもまた、町とアートが出会う合流点と言えます。

 現在の東千田町は、原爆の脅威を物語る多くの被爆の痕跡と再開発により建設された高層マンションやビルなどが混在しています。また、かつて広島の教育の中心として栄えた経緯を踏まえた取り組みが計画されており、今後も町の環境が変化していくことが予想されます。様々な時代の要素が入り交じっている様子は、まるで過去、現在、未来という異なる時間軸がこの地で合流しているかのようでもあります。

 タイトルの「Meetings/やがて陸になる」には、様々な要素が合流し、ひとつの町として成立している東千田町が今後も変化し続けていくことを見据えて、町の可能性や未来の姿を想像するという意味があります。本展ではそんな東千田町の姿を、広島市立大学現代表現領域に在籍する6名の作家が各々の視点と解釈を介して、写真や彫刻、物語で表現します。本展もまた、複雑なストーリーを持つ東千田町や、町と共に歩み続けてきた人々の日常と出会い、未来を見つめることができる新たな合流点となれば幸いです。

Meetings/やがて陸になる

会期|2024年7月31日(水)〜8月4日(日) ※会期中無休

開場時間|12:00〜18:00 ※最終日は16:00閉場

入場料|無料

会場|THE POOL(広島市中区東千田二丁目13-18)

主催|広島市立大学芸術学部 デザイン工芸学科現代表現領域

共催|THE POOL

参加作家 | 五島隆大、齋藤夏海、田中耀聖、遠山雅、松浦まな、山﨑あゆみ

企画|堀口智尋

監修|古堅太郎 長坂有希 篠藤碧空

企画協力|香村ひとみ(THE POOL)

関連イベント
展覧会開催にあたりオープニングレセプションとアーティストトークを開催いたします。
どなたでもぜひご来場ください。
開催日時|7月31日(水)18:00〜
会場|THE POOL

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