基いの町2024 めぐるものたち オルタナティブスペースコア | Alternative Space CORE

オルタナティブスペースコア | Alternative Space CORE

基いの町2024 めぐるものたち

2024.9.28 sat - 2024.10.27 sun

12:00〜17:00(Last day~15:00)

休場日 月ー木曜日
会 場 基町住宅地区(Make、旧大橋商店、オルタナティブスペースコア 他)

今年で4回目を迎える「基いの町2024」では、「めぐるものたち」をテーマに展覧会を開催いたします。今回は、基町に育つ被爆樹木や草花、また倉庫に眠っていたモノたちを取り上げた作品展示となっています。
近くにありながらも見過ごしているモノ、かつて脚光を浴びながらもひっそりと佇むモノ、昔は生活の一部にありながらも忘れ去られたモノたち。
年月を経て改めて見るとき、これまで使用していたモノが昔を思い出す懐かしいモノとして映しだされるかもしれません。あるいはじっくりと植物を観察してみるとき、いつもと違う様相がみえてくるかもしれません。植物やモノは一見変わらないように見えても、時と共に姿や形は少しずつ変わっていきます。それを感じる私たち自身もまた、昨日の自分とは確実に変わっています。
本展をとおして、見過ごしていた日常や忘れていた記憶を創造的に更新させながら、新たな気づきや発見につなげてみてください。
本展では、長年倉庫にあったモノに光をあてるイタイミナコ、かつて基町にあった被爆エノキに関心を寄せる小田原のどか、基町で育つ草花に注目する鹿田義彦の3名が、それぞれの視点から基町に関わる作品を展示します。時代の流れと共に、さまざまな形でモノやモノにまつわる記憶が受け継がれていきます。本展の作品をとおして、その一端を見つめる機会につながれば幸いです。
本展を開催するにあたり、参加作家をはじめ、基町の住民の皆さま、ご協力いただいた関係者の皆さまに心より感謝の意を表します。

参 加 作 家

イタイ ミナコ Minako Itai

1994年福岡県生まれ、広島県在住。広島市立大学芸術学部美術学科彫刻専攻卒業(2017年)、同大学院博士前期課程修了(2019年)。高校入学以来13年間彫刻を専攻しており、現在、同大学院博士後期課程に在籍中。地域文化を掘り起こし、街のもつ潜在的な可能性や課題と向き合うことで表現へと繋げている。近年は、市営基町高層アパート6コアの自治会長を務めながら実践研究を行う。主な展覧会に「KIT Miyauchi 00」(アートギャラリーミヤウチ、広島、2024年)、「爆ド宮島汽水航路—コロナ禍における遊びのブンカケン」(アートギャラリーミヤウチ、広島、2021年)、「基町文化研」(オルタナティブスペースCORE、広島、2020年)など。

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イタイミナコ
《ミューズ、 いっちょあがりっ!(Muses, One Done!)》
2023年
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イタイミナコ
《爆ド宮島汽水航路-コロナ禍における遊びのブンカケン-》
2021年

小田原のどか Nodoka Odawara

1985年宮城県生まれ、東京都在住。筑波大学大学院人間総合科学研究科博士後期課程修了(2015年)。彫刻家・彫刻研究・評論家としての活動と並行して研究・執筆を行い、ひとり出版社・書肆九十九(しょしつくも)https://tsukumo.info/の代表を務める。

主な個展に「近代を彫刻/超克するー津奈木・水俣編」(つなぎ美術館、熊本、2024年)、「近代を彫刻/超克するー雪国青森編」(国際芸術センター青森、青森、2021年)など。

主なグループ展に「ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?——国立西洋美術館65年目の自問 現代美術家たちへの問いかけ」(国立西洋美術館、東京、2024年)、「記憶:リメンブランスー現代写真・映像の表現から」(東京都写真美術館、東京、2024)など。

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小田原のどか
《近代を彫刻/超克するー津奈木・水俣編》展の展示風景
2023年
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小田原のどか
《近代を彫刻/超克する 雪国青森編》展の展示風景
2021年

鹿田 義彦 Yoshihiko Shikada

1983年広島県生まれ、広島県在住。広島市立大学大学院芸術学研究科博士後期課程修了(2012年)。アート・デザインの越境的実践、写真研究、造形教育を行なっている。物事の移り変わりとその表れについて探求し、写真を用いたインスタレーションなどを発表している。主な展示に「2月の集い」(広島芸術センター、2024年)、「三疎景」(Zyakedo、広島、2023年)、「Visiones de Asia」(ハシ・ギャラリー、メキシコシティ、メキシコ、2023年)、 「#ICPConcerned: Global Images for Global Crisis」(国際写真センター、ニューヨーク、アメリカ、2020年)など。

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鹿田義彦
《腊葉群落図−イタチハギ−》
2023年
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鹿田義彦
《ATL triptych》
2021年

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「基いの町2024 めぐるものたち」 
関連イベントのお知らせ
 
アーティスト・トーク
出展作家3名によるトークイベントを開催します。
展示作品を中心に、基町に根付くものたちとの関わりについてお話を伺います。 
日時:9月28日(土)13:00-14:30   
場所:基町中央集会所 (基町高層アパート内) 
参加費:無料(予約不要)
 
小田原のどかによる被爆樹木を巡るツアー 
参加作家の小田原のどかとともに基町の被爆樹木を巡ります。 
日時:9月28日 (土) 15:00-16:00  
集合場所:基町プロジェクト活動拠点make(基町郵便局隣り)           
予約制:先着15名程度                             
参加費:無料    
 
オープニング・レセプション  
オープニング・レセプションを開催します。どなたでもお気軽にお越しください。 
日時:9月28日(土)17:00-19:00   
場所:オルタナティブスペースコア  
入場無料(予約不要)*別途軽食(500円)・ドリンク有料 
 
ワークショップ  「植物観察ツアー+キミ子方式による基町の植物観察日記」 
初級者向けの描画方法であるキミ子方式を用いて基町に根付く植物を観察して描くワークショップ
日時:9月29日(日)・10月6日(日)・ 20日(日)  13:00-14:30 
場所:旧大橋商店 
予約制:先着5名程度 
参加費:無料   
 
ワークショップ「植物観察ツアー+もとまちブローチ作り」 
基町に自生する植物をモチーフに、石粉粘土でブローチを制作する2日間連続のワークショップ 
日時:10月12日(土):成形、10月13日(日):着色   両日とも13:00-14:30 
場所:旧大橋商店 
予約制:先着5名程度 
参加費:無料  
 
 
 
 
ワークショップ「基町絵画ファイトクラブ〜コア地下ワクワクワークショップ〜」 
広島在住の画家・佐藤麗生と共に、基町の倉庫に眠るものたちをモチーフとした木炭デッサンをするワークショップ 
日時:10月19日(土) 13:00-17:00  ※所要時間2〜4時間程度 
場所:オルタナティブスペースコア  
参加費:1,000円
予約制:先着10名程度 
 
基いの町を巡るツアー 
各展示会場を案内人と一緒に回りながら、作品を鑑賞します。 
日時:10月5日(土)(案内人:山下栞)・19日(土)(案内人:岩本史緒)、両日とも13:00〜14:00   
集合場所:旧大橋商店 
参加費:無料    
予約制:先着10名程度 
 
被爆樹木を巡るツアー 
案内人とともに基町の被爆樹木を巡ります。 
日時:10月11日(金)・25日(金) 両日とも13:00〜14:00   
集合場所:基町プロジェクト活動拠点make(基町郵便局隣り)  
参加費:無料    
予約制:先着10名程度 
案内人:山下栞 
 
*会期中、旧大橋商店では中国茶も提供しておりますので、ぜひお気軽にお立ち寄りください。
 
【ご予約・お問い合わせ】

展覧会サイト(QRコード)内のフォームよりご予約いただくか、
以下までお問い合わせください。
 
まほらプロジェクト: mahoraproject21@gmail.com
木〜日 12〜17時: 基町プロジェクト活動拠点M98 tel: 082-555-8250 
月〜金 10〜17時: 広島市立大学芸術学部分室 tel: 082-830-1507

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