古川諒子|Ryoko Furukawa 「自立する透明人間」 クリアトーレウィズプラス広島|CREATORE with PLUS HIROSHIMA

クリアトーレウィズプラス広島|CREATORE with PLUS HIROSHIMA

古川諒子|Ryoko Furukawa 「自立する透明人間」

2023.7.11 tue - 2023.7.28 fri

10:00~17:00

※土日祝は休館日です

古川諒子 「自立する透明人間」

この度クリアトーレウィズプラス広島は2023年7月11日(火)~7月28日(金)まで古川諒子 「自立する透明人間」 を開催します。

PEEK INTO THE ATELIER PROJECT vol.4

PITA PROJECT by THE POOL (=PEEK INTO THE ATELIER PROJECT)は、「アトリエを覗く」ように、アートに触れることが出来ることをテーマとしたプロジェクトです。クリアトーレウィズプラス広島とTHE POOLがコラボレーションし、ペインティングで注目を集めるアーティスト古川諒子の新作を含んだ展覧会を開催いたします。なお、ドローイングの個展ははじめての開催となります。


Artist's Statement

透明人間が現れる映画をみたことがある。
金曜ロードショーで繰り返し放送され記憶に染み付いてしまったそれは、
傲慢な科学者が自ら開発した薬を使用し、透明人間になる物語だった。

何度も観ていくうちに、透明人間を本当に描けているのかと疑問に思った。
透明人間を表すためには手袋やゴムマスクを装着しなければならないし、彼を透かした景色が歪む。
それは透明を描いたことになるのだろうか。

同じ題材の小説を読むと、その疑問は湧いてこなかった。
登場人物の顔や立ち姿、物語の舞台となる背景などは、すべて読者の想像力の中で想起されるため肉体を必要としない。
それどころか肉体がどのように存在するかも考えなくて良い。その世界は透明人間にとって居心地の良い場所に違いない。
この展示では、文学同様に「完璧な透明人間」を描くことを私は目指している。

古川諒子

Artist's Biography

1994年生まれ。
2020年広島市立大学芸術学部油絵専攻卒業、
2022年広島市立大学大学院芸術学研究科油絵研究博士前期課程修了。
作品とタイトルの相互関係に着目し、タイトルの生成を起点に絵画を制作している。

主な個展に「太平洋は銀製」(ヒロセコレクション、広島、2023)、
「回る羽根を切る貼る」(MONO.LOGUES、東京、2022)、
「私の知るX夫妻について」(gallery RYO、東京、2021)など。
滞在制作に「ニュー・リアリティ」(アートギャラリーミヤウチ、広島、2021)。
グループ展に「kɯβzɨβɾe^崩れ」(デカメロン、東京、2023)、
「grid」(biscuit gallery、東京、2022)、
「ひとりとひとりの間に」(ARTDYNE、東京、2022)など。

Website
https://www.ryokofurukawa.com/

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