
石内ぺノンECHELギャラリー|ISHIUCHI PENNON ECHEL gallery
迫幸一モノトーンの世界「昭和リバイバル」
2025.6.13 fri - 2025.6.22 sun
10:00~17:00
水曜・木曜定休
迫幸一モノトーンの世界 [昭和リバイバル]
呉市出身の写真家迫幸一(1982~2010)は27歳の時に広島で被爆し、92歳で亡くなるまで広島を離れることなく、戦後は広島写真界の復興に貢献し、74歳の時には広島市文化功労者賞を受賞している。
広島市の中心「八丁堀」を拠点に、昭和の歴史的な風景を多面的な角度でとらえ、写真(フィルム)に遺してきた。一度は、廃墟の街となった、広島市の復興の様子がわかる写真もあるが、美しい瀬戸の風景、風物をテーマにした写真も多い。
一被爆者が昭和の時代を通して、今では、決して見ることのできない風景などを独自の視点で映像化している。(代表作91作品は、呉市美術館に寄贈(2002年))
著者は「写真街再入門」(1996年)、「系譜」(1975年)・「江田島」(1990年)の写真集がある。迫幸一写真集「昭和の記憶」迫青樹編(2019)は生誕百年記念に出版した。
広島に原爆が投下されてから、今年が80年の節目になります。昭和時代をモノトーンの目で回顧する機会になれば幸いです。