【閉廊|Closed Down】広島芸術センター|HIROSHIMA ART CENTER
どこかで|somewhere
2023.6.9 fri - 2023.6.18 sun
13:00-18:00
本展はギャラリーミヤウチで同時期に開催の展覧会「あたらしい場所」に参加する2人のアーティスト、津川奈菜、木村桃子によるもので、「あたらしい場所」展でみられるテーマに沿った作品ではなく、アーティストたちが普段から取り組んでいる作品を見ることができます。
津川は広島を拠点に活動するアーティストで、鉛筆で描きながらイメージを抽出していくやり方で制作したドローイングを、規則的なグリッド状に構成する巨大な作品を制作しています。絶妙に配置されたドローイングがそれぞれに影響し合い連続する大きな物語・イメージを作り出しています。
木村は東京を拠点に活動するアーティストで、モノに宿る時間を可視化する作品の制作に取り組んでいます。星座や光といったモチーフを手がかりに、木や光ファイバーなどの様々な素材を組み合わせることで、時間そのものが凝固したようなユニークな造形作品を実現しています。
両者の作品は、かつてどこかで見た光景のような懐かしさと、どこかまったくしらない場所を訪れた時のような新鮮な感覚を想起させるものです。光と記憶、距離と時間に関するユニークなアプローチと作品をお楽しみください。皆様のご来場を心よりお待ちしております。
*アートギャラリーミヤウチで同時期に開催の展覧会「あたらしい場所」と併せてご覧になられることをお勧めします。