鷹野隆大 カスババ ―この日常を生きのびるために―

鷹野隆大 カスババ ―この日常を生きのびるために―

2025.9.27 sat - 2025.12.7 sun

10:00〜17:00  ※入場は閉館の30分前まで

鷹野隆大(1963_)は写真集『IN MY ROOM』(2005)で第31回木村伊兵衛写真賞を受賞し、現在も国内外で活躍を続ける写真家、アーティストです。鷹野は『IN MY ROOM』に代表されるセクシュアリティをテーマとした作品と並行し、〈毎日写真〉や〈カスババ〉といった日常のスナップショットを手がけ、さらに東日本大震災以降、「影」を被写体とした写真の根源に迫るテーマにも取り組んでいます。本展のタイトルである〈カスババ〉とは鷹野による造語で、カスのような場所(バ)の複数形です。
大規模な自然災害や感染症の世界的流行、経済発展による環境破壊や都市開発など、私たちは急速な時代の変化の渦中を生きています。鷹野は美しいものだけではない現実を受け入れ、弱いものもみにくいものもそのまま、むき出しのイメージを見る者へ提示します。私たちは、身近でありながら目を凝らして見ることのない、自身が生きる日常の豊かさと混乱を、鷹野の作品を通しあらためて目にするでしょう。初公開作品を含め鷹野の軌跡を概観する本展が、出口が見えなくなりつつあるこの日常を生きのびるヒントとなればさいわいです。

 

https://www.hiroshima-moca.jp/exhibition/takano_ryudai

 

………………………………………………………

アーティスト・トーク
出品作家の鷹野隆大が展示室内を巡りながら、作品や展示について話します。
日時|9/27㊏ 15:00-16:00
アーティスト|鷹野隆大
場所|広島市現代美術館 展示室展示室B-2、B-3
※要展覧会チケット、申込不要

 

学芸員によるギャラリートーク
担当学芸員によるツアー形式の展示解説
日時|10/18㊏、11/22㊏ 15:00–16:00
場所|広島市現代美術館 展示室B-2、B-3
※要展覧会チケット、申込不要

 

鷹野隆大とゲストによる対談
10/4㊏ 15:00-16:30 ゲスト:清水穣(美術評論家、同志社大学教授)
10/5㊐ 15:00-16:30 ゲスト:北川一成(デザイナー、GRAPH代表取締役)
11/1㊏ 15:00-16:30 ゲスト:新城郁夫(日本近現代文学、ジェンダー・セクシュアリティ研究者、琉球大学教授)
12/7㊐ 15:00-16:30 ゲスト:竹内万里子(批評家・作家、京都芸術大学教授)
場所|広島市現代美術館 地下1階ミュージアムスタジオ
定員|80名 ※10:00–1F受付にて整理券配布

 

アートナビ・ツアー
アートナビゲーターによる展示解説
日時|毎週㊏㊐㊗︎㊡ 11:45–12:15、14:45–15:15(9/27、28、イベント開催時除く)
場所|広島市現代美術館 展示室B-2、B-3
※要展覧会チケット、申込不要

………………………………………………………

 

休館日|月曜日(ただし10月13日、11月3日、24日は開館)、10月14日㊋、11月4日㊋、11月25日㊋
観覧料|一般1,100円 (850円)、大学生800円 (600円)、高校生・65歳以上550円 (400円)、中学生以下無料
※( )内は前売り及び30名以上の団体料金
※11月3日「文化の日」全館無料
※本展チケットで同時開催中のコレクション展もご覧いただけます
※原爆障害者章、身体障害者手帳ほかをお持ちの方と、その介添者は無料

 

[前売券] ※販売は9月26㊎まで
広島市現代美術館受付
オンラインショップ「339」:https://hiroshimamoca-339.stores.jp/
チケットぴあ〈Pコード 995-608〉:https://t.pia.jp/

 

PAGE TOP