建築の世界に入り45年、今まで走りづつけてきた建築家・牛谷陽一。
ギャラリーGを含むアーバンビューグランドタワーの設計のため
初めて広島を訪れてから25年が経とうとしています。

いつも自分の建築に対して使命感を持ち本質を追求してきた牛谷ですが、
近年は「もっと自由に自分の思うままの建築を」と、自らの建築世界と
会話しつつ、設計実務のわずらわしさを離れてパースを描くようになった
と言います。

本展では、実際は建設されることはなかったものの、こういった
創作の中で生まれた建築パースを中心に、牛谷の建築家としての原点や
ギャラリーGにまつわる資料を展示します。
表現することの喜びを感じながら図面を描く一人の建築家の
“ひとりごと”が聞こえてくるかもしれません。