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吉田正浪没後10年企画 -浪のあと-
2021.7.3 sat - 2021.7.31 sat
10:00~16:00
※月、水、土のみ開廊
吉田正浪先生は1936年因島生まれの彫刻家で新制作協会に所属し、
比治山短期大学で教鞭を取りつつ広島市内各所の記念碑像を手掛けられました。
奇をてらわず実直で高い技術を持って完成する彫刻は正に日本の近代彫刻として強い影響力を持ちます。
その中でも広島で馴染みの深い広島東洋カープの衣笠祥雄世界新記録記念碑が代表的です。
今回の企画展では記念碑の原型や親族に毎年送っていたとされる十二支をテーマに鋳造された作品群があります。先生の作品の多くは人物をモチーフにした物ですが、私は動物の作品から他の作品には見られない愛らしさ、温かさをより一層感じられたので展示の作品としてお借りしました。
広島市内に今尚その存在感を発揮し続けている銅像を撮影した写真など優品を展示しております。
先生が亡くなられて10年が経ち、その名前は知る人ぞ知るものとなりましたが亡くなられた後、
我々に何を残して下さったのかその形跡に私たちは何を感じるのか。
静寂さと力強い作品がそこに鎮座しております。
是非ご覧ください。