吉田 龍生 prologue ~僕には夢がある~ 石内ぺノンECHELギャラリー|ISHIUCHI PENNON ECHEL gallery

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吉田 龍生 prologue ~僕には夢がある~

2023.7.21 fri - 2023.7.31 mon

10:00~17:00 水曜定休 休館日:7/26(水)

本展では、廿日市に住む吉田龍生という11歳の少年が描いたアート作品の数々を、展示いたします。

家庭菜園や、料理の際に出る野菜くずの切り口に絵具を塗って、スタンプの要領で紙全体を彩るように制作されました。

 

彼は「発達障がい」という、人と違う特性を持っています。

遠くで走る車のエンジン音や、室内ではエアコンの運動音が気になって集中できず、常にイヤーマフで音を制限しながら過ごしています。

 

音以外にも、集中力を乱す様々な刺激に敏感です。

会話をする能力の成長が著しく遅く、「言語療法」という会話が出来るようになる為のリハビリを受けている程です。

これらの要因により、本人の意思で行う活動が、他者から「突発行動」と評価されてしまいやすいのも大きな課題となっております。

 

しかしながら彼の場合、地域や関係スタッフに支えられ、様々なチャレンジの機会をいただいたお陰で、明るく前向きな気持ちを持ち続けることが出来、

今もなお自分のペースで成長を続けております。

イヤーマフを外す時間も増えてきました。感謝の気持ちを込めて、彼の作品が皆様に感動と希望を与えますように。

 

また、彼のようなマイノリティーな感性や生き方を通して、地域の暮らしや未来を思い描いていただき、多様化社会に向けて沢山の皆様の

「自分らしく生きる」きっかけとなれば幸いでございます。

谷村 麗制作室(代表)GraphicDesigner 龍生の母、吉田 麗

 


吉田 龍生

2012年2月6日 広島県廿日市市生まれ

3歳頃、発達障がい(自閉症スペクトラム)と診断されるものの、持ち前のマイペースさと楽観的な性格のお陰で、様々なことに意欲的にチャレンジ。

現在、平良小学校の交流級と支援級の両方に在籍し、地域の子供たちと一緒に小学校時代を過ごしています。

趣味・特技

登山(廿日市20名山×5回完登、100山達成、料理、サッカー、家庭菜園、毛糸を使ったぬいぐるみ制作 等

 

◆アート活動

入選実績 令和4年12月10日 廿日市市長 松本市長より人権ポスターの部・入選

広島ピースアートプログラム アートルネッサンスHPAR2022・入選

 

◆展覧会実績

2023自分らしく RYUKI展(五日市天然温泉 ゆらゆら ロビー内/令和5年4月30日~5月28日)

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