その他の会場(広島県内)|non-registered venues
吉野誠 展 いのちの叫び 私の使命
2026.5.27 wed - 2026.6.7 sun
11:00〜17:00
旧日本銀行広島支店 1階 【入場無料】
太平洋戦争のさ中、私たち家族は比婆群の西城町で貧乏しながら小作農業をしていました。
そんな時、国や町役場の宣伝で「満州国(現中国東北部)へ行けば、大地主になって幸せな生活ができる」という言葉が耳に入ってきました。当然私たち七人家族は行く決心をしました。
町内から251名が第13次西城開拓団(移民)として1944年(昭和19)の3月に出発したのです。
わたしが11歳の時でした。
開拓団というのは、未開の土地を開墾して耕地を作り、その土地で農業をすることです。
しかし実際は、わずかなお金で満州人の耕地を無理やり買い上げ追い出して、そこで農業をしたのです。
それはまさに満州人にとって開拓団は"招かれざる客"だったのです。
満州国へわたった翌年の1945年(昭和20)年8月15日、日本の敗戦。
それからが地獄の始まりでした。
日本の侵略に対しての仕返しで中国人(満州人)の逆襲でした。そして又、ソ連軍の暴行。
その上、酷寒・飢え・伝染病の流行と、まさに生き地獄でした。何十人もの西城町開拓団員が亡くなりました。
私の描く最近の油絵の灰色は、亡くなった人たちの骨の色が原点になっているのかもしれません。
敗戦後、死を目前にしていた頃、夜月を見てその光が希望をつなげてくれました。
それがアルミ板の光と重なりました。
アルミ制作の原点がここにあります。


