【HACHForum02】「広島の文化芸術の歴史を振り返り、歴史を創る」 広島芸術都市ハイヴ|Hiroshima Arts & City Hive

広島芸術都市ハイヴ|Hiroshima Arts & City Hive

【HACHForum02】「広島の文化芸術の歴史を振り返り、歴史を創る」

2022.10.9 sun

10:30~16:00(開場10:00)

【HACHForum02】「広島の文化芸術の歴史を振り返り、歴史を創る」

登壇者:金田晉(美学者)、出原均(美術評論家)、中村圭(デザイナー)、古堅太郎(美術作家)
日時:2022年10月9日(日)
   10:30-16:00(10:00開場)
会場:広島市立大学サテライトキャンパス
  (広島市中区大手町四丁目1番1号 大手町平和ビル9階)
   ※駐車場はございませんので、ご注意ください。
定員:40名(会場)
   100名(オンライン)
   ※定員になり次第、募集を締め切らせていただきます。
   (オンラインでの申し込みの際は、申し込み後、ご登録のメールアドレスに参加リンクをお送りいたします)
申し込み方法:Microsoft Formのリンクよりお申し込みください。

【HACHForum02】「広島の文化芸術の歴史を振り返り、歴史を創る」を開催します。

 

お申し込みはこちら(Microsoft Form)から。

 

HACHForum02では、登壇者のそれぞれの観点から、広島の文化芸術の過去や歴史にこれまでどのような観点で取り組んでこられたか、これから歴史やその記録を将来に引き継ぐためにどのような課題が残されているかをお話しいただき議論します。

 

広島では被爆体験の記録と継承だけでなく、1980年代には「美術ひろしま」が刊行され、同時代の展覧会や文化芸術の出来事を記録するとともに、過去の美術展や活動の掘り起こしが行われています。さらに2014年から基町プロジェクトが立ち上げられ、デザイナーが地域に介入し、地域資源を掘り起こす試みが続いています。歴史を前に進めるためには、振り返りつつ、未来の目標にともに向き直すことが必要でしょう。

 

第1部では、アーティストやデザイナーが現在の視点からどのように広島の歴史に創作活動として取り組んできたのかをお話しいただきます。第2部では、1980年代前後の広島の文化芸術の歴史を構築する制度的な枠組みがどのように変化したかに焦点をあてるとともに、ギャラリー活動がどのように展開したかを、美学者や美術評論家にお話しいただきます。

 

HACHは、さまざまな記録や資料を横断的につなぐためのカタログ的な年鑑の編集(カタログHiroshima1894-2025)を構想しています。これは構想に過ぎないものですが、実現を想定して別々の歴史の見方を共有し議論する場をつくり、次の世代へと問題意識を引き継いでいくための土壌を育むことを目標にしています。歴史的な視点と当事者の声が活発に行き交う場になることを期待しています。奮ってご参加お願いします。

 

 

−プログラム−

 

【はじめに】  10:30-10:50

石谷治寛 「カタログHiroshima1894-2025を構想する」

【第1部 創作者の視点から広島の歴史に取り組む】  11:00-12:00

古堅太郎 「制作を通じて広島と向き合う」

中村圭  「基町プロジェクト」

-休憩-

【第2部 広島の文化芸術の歴史と制度について】  13:00-15:10

金田晉  「大学・美術館・学会・美術賞・美術ひろしま-広島における美術環境形成」

出原均  「広島の画廊史序論」

【第3部 全体討論】  15:20-16:00

 

−登壇者プロフィール−

 

古堅太郎(Furukata Taro)

美術作家。広島市立大学芸術学部准教授。自分自身のルーツや場所に固有の歴史をリサーチしながら、共同体の中で変化していくアイデンティティをテーマとしている。近年は、戦後に形成された平和都市「広島」のアイデンティティーに注目し、平和記念公園のデザインの起源や核技術の矛盾に関する作品を制作している。

主な個展に「透明な記念館」(The POOL、広島、2022年)、「家族への電話」(ITO、ドイツ、2016年)など。主なグループ展に「1日は日の出と共に始まる」(ポモナ大学ベントン美術館、アメリカ、2022年)、「Yesterday is Today’s Tomorrow」(HDL、広島、2022)、「基いの町」(基町地区、広島、2021)、「都美セレクション《星座を想像するように-過去、現在、未来》」(東京都美術館、2019年)など。

 

中村圭(Nakamura Kei)

デザイナー。広島市立大学芸術学部准教授。基町プロジェクトのディレクター。広島市ひろしま街づくりデザイン賞受賞者選考審議会委員、ひろしまグッドデザイン賞選定委員会委員。

 

出原均(Dehara Hitoshi)

美術評論家。1986年から2005年まで広島市現代美術館(86年〜89年は開設準備室)に、2007年から2021年までは兵庫県立美術館に勤務。企画した展覧会は、個展では、篠原有司男(1992年)、戸谷成雄(1995年)、菅木志雄(1997年)、柳幸典(2000年)、横尾忠則(2002年、2014年)、草間彌生(2005年)、榎忠(2011年)、舟越桂(2015年)、それ以外では、「広島の美術の系譜」(1991年)、「ヒロシマ以後」(1995年)、「表出する大地」(1997年)、「現代絵画のいま」(2012年)、「1945年±5年」(2016年)など。

 

金田晉(Kanata Susumu)

美学者、広島大学名誉教授。蘭島閣美術館名誉館長。1938年大阪府生まれ。東京大学文学部、大学院博士課程を経て、1969年~2000年広島大学教官。広島大学名誉教授。現在東亜大学(於下関)特任教授。ひろしま美術館理事。元蘭島閣美術館名誉館長。元広島県博物館協議会会長。広島芸術学会初代会長。「美術ひろしま」元編集委員代表。

「ひろしま文化・芸術振興ビジョン-「21世紀のひろしま文化」を発信するために-」(2003年)作成(広島県・ひろしま文化芸術懇話会座長代理)著書「芸術作品の現象学」等多数。

 

−申し込み−

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オンラインでの聴講も受け付けております。

申し込みフォーム:https://forms.office.com/r/X4nYKNhity

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