美術館のデジタルアーカイブは、収蔵作品に限りません。制作のために使われた画材、メモ書きなど作品以外の資料もデータで保存し公開する役割を備えています。国も2021年より公開されている「アートプラットフォームジャパン」のように、美術作品・資料にまつわる情報のデジタル化を進めています。こうした動きの中で、本講座では大阪中之島美術館でデジタルアーカイブの構築を行った松山ひとみ氏を講師に迎え、今後より身近になると予想されるデジタルアーカイブの基礎を学びます。そして、日本の小・中規模の美術館がそれぞれのデジタルアーカイブ化を進めていく意義について考えます。レクチャーの後半では、実作業を交えてデジタルアーカイブを作る過程として資料への情報付けを学びます。先着5名様まで、実作業に使用可能な資料(メモや写真など)の持ち込みが可能です。
[日時]
10月28日(土)10:00-12:00
[場所]
広島市立大学 いちコモ(図書館3階)
参加費:無料
定員 :15名(資料の持ち込みは先着5名まで)
受講対象者:個人的に整理したい資料がある方、情報系のITを学ぶ学生、芸術系の学生、アーティスト、その他文化芸術関係者
お申し込み先:https://forms.office.com/r/eK19gDPtcZ募集は終了しました
申し込み期日:10月25日(水) 先着順
[講師プロフィール]
松山ひとみ(アーキビスト)
アムステルダム大学大学院(MA, Preservation and Presentation of the Moving Image)修了後、東京国立近代美術館フィルムセンター(現・国立映画アーカイブ)特定研究員(2014-2016年度)を経て、大阪中之島美術館アーカイブズ情報室の開設に従事。現在は複数の記憶機関にて、アーカイブ資料整理・運用業務の傍ら、文化資源情報の作成・流通に関する研究を行っている。
[クレジット]
企画・運営 アートギャラリーミヤウチ