アーティスト招聘プロジェクト vol.1 横山奈美 「Shape of Your Words」 スラップ / SLAP

スラップ / SLAP

アーティスト招聘プロジェクト vol.1 横山奈美 「Shape of Your Words」

2022.11.3 thu - 2022.12.25 sun

17:00〜21:00(土日祝 10:00〜21:00)

SLAP アーティスト招聘プロジェクト vol.1
横山奈美 「Shape of Your Words」

会期|2022年11月3日(木・祝)〜12月25日(土)
休場期間|2022年11/月7(月)〜13(日)※14日より再開場
時間|17:00〜21:00(土日祝 10:00〜21:00)
会場|iti SETOUCHI Cube 04
広島県福山市西町1-1-1 エフピコRiM 1F
入場料|無料
主催|Setouchi L-Art Project(SLAP)
協力|福山電業株式会社、ケンジタキギャラリー

Setouchi L-Art Project / SLAP(スラップ)のアーティスト招聘プロジェクト vol.1展覧会 横山奈美氏による新作個展「Shape of Your Words」を、2022年11月3日(木)から12月25日(日)まで、iti SETOUCHIのCube04を会場に開催します。



愛知県在住のアーティスト、横山奈美氏(以下敬称略)は、1986年岐阜県出身、2012年に愛知県立芸術大学大学院 美術研究科 油画版画領域を修了。絵画を中心に創作を展開してきた横山は、近年の主な個展では「誰もいない」 (KENJI TAKI GALLERY 、2020年)、「アペルト10 横山奈美 LOVEと私のメモリーズ」 (金沢21世紀美術館、2019年)など、国内のギャラリーや美術館を中心に精力的な発表活動に取り組んでいます。

精緻なリアリズムによる横山の絵画の取り組みにおいては、消費され捨てられる物に光を当てそれを描く「最初の物体」シリーズ(2012〜)や、ネオンをモチーフにガラス管や背後に存在する配電線、フレームまで克明に描く「ネオン」シリーズ(2016〜)など、物を見て描くという行為を通し、私たちや物に与えられた役割や制度を再考することをテーマとしています。

横山の代表作とも言える「ネオン」シリーズの中には、さまざまな「文字」を描いた作品群があります。横山は、これまでの作家活動を通じて「日本人」「女性」「アーティスト」など、自身のアイデンティティを形作る言葉とどのように向き合っていけばよいのかを模索してきたと語ります。言葉には文字の形を支える意味がその背景に存在します。また一方で、ガラス管を発光させネオンとしての機能を成立させるためには物理的機構としての配電線やフレームなどの仕組みが不可欠です。このように、文字とネオンの成り立ちに相互関係を見出した横山は、両者を組み合わせたアプローチを着想するに至ります。

本シリーズの当初の制作では、横山自身が書いた文字やドローイングの形をネオンに置き換え、それをモチーフとして描いていましたが、やがて自身の言葉から他者の言葉へと興味が移っていったといいます。本展では、横山の友人や知人がそれぞれに筆記した「自由」という言葉をモチーフとする新作絵画10点を発表します。横山は、他者の言葉に関心を抱いた理由と本作について以下のような言葉を寄せています。

私の言葉があるように、この世界に存在する全ての人たちも、皆唯一の言葉を持っていると思ったからです。今回の個展では、《Shape of Your Words》というタイトルで、様々な人たちに「自由」という言葉を書いてもらい、それを絵にしました。自由とは何か。それはいつの時代を切り取っても人類にとって大きな命題だったように思います。この作品から様々な自由の形を考えてもらえたら嬉しいです。
横山奈美




【作家略歴】横山奈美

岐阜県出身、2012年愛知県立芸術大学大学院 美術研究科 油画領域修了。
消費され捨てられる物を描く「最初の物体」シリーズや、ネオンをモチーフに、ガラス管や背後に存在する配電線、フレームまで克明に描く「ネオン」シリーズなど、物を見て描くという行為を通し、私達や物に与えられた役割や制度を再考する。主な個展に「誰もいない」 (KENJI TAKI GALLERY 、2020年)、「アペルト10 横山奈美LOVEと私のメモリーズ」 (金沢21世紀美術館、2019年)、主なグループ展に「反復と平和――日々、わたしを繰り返す」 ボーダレス・アートミュージアムNO- MA、2022年)「開館25周年記念コレクション展 VISION Part 1 光について / 光をともして」 (豊田市美術館、2020年)、「日産アートアワード 2017 」(BankART Studio NYK 2F、2017年)などがある。

 

 

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