公益財団法人 泉美術館|Izumi Museum of Art
特別展「永遠なる未完成―山本美次展」
2024.3.16 sat - 2024.6.16 sun
11:00~17:00(Last day~16:30)
講演会「絵を描くということ」
講師:山本美次
3月31日(日) 14:00~15:00
場所:泉美術館4階会議室(申込み不要)
ワークショップ「ろうけつ染めで木のオブジェづくり」
講師:山本美次 / 参加費:1,000円
場所:泉美術館4階会議室(参加希望者申込み制)10名/中学生以上
5月19日(日) 14:00~16:00
※申し込みなど、詳細は美術館にお問い合わせください。
対談①「山本美次と廿日市」
講師:山本美次×山田博規(廿日市市さいき文化センター主幹)
4月21日(日) 14:00~15:00
場所:泉美術館(参加希望者申込み制)30名
対談②「山本美次作品の魅力」
講師:山本美次×今井みはる(アートギャラリーミヤウチ学芸員)
5月26日(日) 14:00~15:00
場所:泉美術館(参加希望者申込み制)30名
当館学芸員によるギャラリートーク
講師:当館学芸員
4月13日(土)、6月1日(土) 各回14:00~15:00
場所:泉美術館第1展示室(申込み不要)
描きたいものは闇の中にある
東京やフランスで学び、郷里・広島を拠点に活躍する山本美次(やまもと みつぎ)は、1949(昭和24)年に現在の広島県廿日市市で生まれました。幼くして肉親(弟と父親)を相次いで亡くし、絵を描くことに没頭した山本は、画家・麻生三郎の絵画に憧れて武蔵野美術大学に進学、油絵を学びました。卒業後の1972(同47)年に渡仏し、およそ3年間エコール・ド・ルーヴル(ルーヴル美術館での模写研究)、パリ国立高等美術学校(古典技法科、銅版画科)に在籍しました。
帰国後はグループ展や個展を重ね、独自の画境を深化させていきます。またヨーロッパでの模写研修も継続、1977~78(同52~53)年にはレオナルド・ダ・ヴィンチ《岩窟の聖母》などに取り組みました。
本展覧会では、画家の初期から最新作までを幅広く紹介いたします(会期中、前期・後期で作品を多数入れ替えます)。滞欧時の模写作品、初期の自画像、強い個性を放つ人物画、代表的なモチーフであるりんごの諸作など、作品約80点により、多彩な山本美次の絵画世界をお楽しみください。