10/30(土) 音楽式典 「でんでけ あたごいけ」@愛宕池
2021.10.22(金)
■場所:平和大通り 旧国泰寺愛宕池 (中区ANAクラウンプラザホテル広島前)
■日時:2021/10/30(土)18:15~
■演奏者:でんでけゾリステン
・福原 一閒 <Ikkan FUKUHARA/篠笛>Shinobue(Japanese transverse bamboo flute )
・大野友梨子<Yuriko OONO/薩摩琵琶> Satsuma Lute
・LaTICA<ラティサ/ エレクトロニカデュオユニット>Hitomi Fukuda /Saxophone~Akihiro
NOMURA /Keyboard
・榊 記彌栄 <Kimie SAKAKI / 筝・17絃>Japanese zither
・The Koto Unit “Syasyaten”<筝・17弦>Japanese zither
■問い合わせ:石丸 090-3178-3401
■主催:広島市
■企画:特定非営利活動法人セトラひろしま
*広島市委託事業(まちかど音楽プロデュース事業)
■協力:広島伝芸
市民が日常の中で音楽に触れる機会をつくるとともに、国内外から広島を訪れた人をもてなし、にぎわいと交流を生み出すことを目的とした「広島市まちかど音楽プロデュース事業」の一環として、市民の公共の場であり、広島の歴史的なホットスポットである旧国泰寺愛宕池において多様な音楽家の出会いのもと演奏が行われる。
《旧国泰寺愛宕池》
国泰寺は、広島築城当時の海岸線付近に位置していました。境内の愛宕池は、潮の干満によって見え隠れしていた岩を巧みに利用して造られています。「愛宕池」の名は、池のそばに国泰寺の鎮守社愛宕堂があったためと言われていますが、今ではその跡と思われる彫り込みが岩に残っているだけです。またこの岩は、岩盤が露出したもので、白神社の岩礁と地下でつながっていると言われています。
昭和53年、国泰寺は西区己斐に移転しましたが、その面影をとどめ、広島城下町誕生当時の遺構をそのまま伝えるものとして、この愛宕池は、貴重な存在です。
《愛宕池で行う理由》
いわば広島城で何かロケーションにふさわしい催しを行うとのと同じで、歴史的資産を再評価、再認知するためのものです。歴史的資産を今に、未来に活かすという意味、しかも今回は、平和大通りの観光その他市民活動において有意義に活かす方向で検討が行われている施策に合致、共鳴して行うものです。また来年から行われる国際芸術祭についてもローカルな資産を活かすという視点が重要です。
そして「まちかど」にある資産として愛宕池は、もっと市民に知られ愛されていいはずです。愛宕池でふさわしい音楽・・・その場所でその場所にこそふさわしい音楽に出会えるという印象を来街者にもっていただくこと。そのことを通して、まちの感性価値はあがります。これこそ広島市の文化(カルチャー=耕す)をアピールするものです。
最後に演奏者の視点です。こういう歴史、自然のある意味のある空間では自ずと演奏者の発想があふれ、創造的自己を実現するチャンスにつながります。それがこの種の取組に参加するインセンティブになります。